2018.05.06
5月4日(金)、5月5日(土) 淡路市久留麻の伊勢久留麻神社にて、春祭りが開催されました。
この度、森之町地区の布団だんじりに装飾する昼提灯を大改修させていただきました。
昼提灯の図柄は、「二見ヶ浦曙乃図」です。
※大正時代に制作された、豪華な純金糸縫い潰しの昼提灯です。全体的に傷みが激しかったので、朝日、夫婦岩、波頭、鶴、亀、帆掛け舟など旧提灯から取り外し、細かく部品を分解してほつれの綴じ直し、糊入レで補修。
朝日の後光は、猩々緋色の杉撚りで新調。今回、鶴と帆掛け舟は、図柄を大きく描き直し、純金糸にて新調いたしました。
提灯の芯は、折れていた桟木を補修した後、表面の仕上げには厚紙の代わりにベルポーレンを巻き直しました。
下地の純金糸は、金箔が擦れて剥がれている部分は金粉を塗り、金糸すべてを猩々緋色の綴じ糸で綴じ直しをいたしました。
5月の青空の下、本祭りの宮入時に国道28号線にて、約40分間にわたり迫力のある練りが披露されました。