2017.02.01
明治時代に淡路島の布団だんじりに装飾されていた、非常に珍しい貴重な図柄の昼提灯をお預かりいたしました。制作から約120年経過しており、綴じ糸や下地(羅紗地)の劣化など、傷みが激しい状態でしたので大改修したあと、保存するために額縁に納めさせていただきました。
修復前の昼提灯です。
昼提灯を分解した際に中から明治時代の新聞が出てきました。
新聞の日付が「明治28年12月25日」と表記されています。翌年の明治29年の春祭りに新調お披露目されたと推測されます。
納品したときの様子です。右の水引幕は以前、当店で修復させていただいたものです。
今回、大改修いたしました額入り刺繍です。
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