令和3年10月10日(日)に神戸市垂水区の海(わたつみ)神社にて 布団太鼓の巡行が行われました。このたび、西垂水地区の布団太鼓に装飾する 昼提灯、提灯房、布団金綱、玉飾り、幕房を当店で新調させていただきました。

 

 

昼提灯の図柄は『二見ヶ浦曙乃図』です。純金糸、プラチナ銀糸、正絹糸、下地にはウール100％の本羅紗を使用し制作致しました。

 

 

昨年、昼提灯の納品時の様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏至の頃、二見ヶ浦から富士山が観えるという古来からの言い伝えより 夏の方角の昼提灯のみ富士山を描きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼提灯の底面には、海龍(あまりゅう)を刺繍しました。東西南北の五行色(青・赤・白・黒)を表すために、綴じ糸の色替えをして金駒刺繡で表現いたしました。

※画像は「北の海龍・黒色」です。

 

 

 

 

 

上ワンの錺金具には「四神」と鶴、下ワンの錺金具には「魚類」と亀を装飾いたしました。

 

「青龍(東)」と「白虎(西)」

 

「朱雀(南)」と「玄武(北)」

 

 

「伊勢海老(東)」と「鯱(西)」

 

「鯛(南)」と「蛸(北)」

 

 

「鶴」と「亀」

 

 

 

 

 

 

 

 

※作品一覧の『昼提灯』に新しい作品を追加いたしました。