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紀繍乃や きしのや

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傘鉾

「傘鉾」新調(刺繍のみ)

地区名 和歌山県御坊市 (御坊祭り) 下組
図柄 「脹雀(ふくらすずめ)」

「傘鉾」を使用している祭りは全国各所にみられ、「京都の祇園祭」、「長崎くんち」、大分県中津市の「鶴市花鉾祭」、和歌山県粉河祭の傘幕も傘鉾の一種です。御坊祭の傘鉾は各組に一本ずつ所有しており、竹の骨組みに羅紗地の幕を覆い被せるような、つくりになっています。渡御式の際、傘鉾は神様を日差しからお守りする為の日傘といわれています。或いは傘鉾の下は結界と考えられ、非常に重要な祭礼道具と言えます。
※金糸は純金糸の撚り金を使用。肉には毛氈を使用し、校旗や化粧廻しなどに用いられる、「折り返し駒繍」という技法で刺繍いたしました。

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「傘鉾」修繕 昭和45年製

地区名 和歌山県御坊市 (御坊祭り) 御坊町
図柄 「紺羅紗地に蛇、雲乃図」

昭和45年に京都で制作された「傘鉾」です。紺羅紗地に金色の二匹の蛇(じゃ)と淡い色彩の雲が美しい刺繍幕です。傘鉾は神聖な渡御式に使用される道具なので、作風は、京都風の上品で落ち着いた雰囲気の仕上がりになっています。本作品は御坊町の蛇(じゃ)の傘鉾としては二代目にあたります。初代傘鉾は、傷みが激しく現存していませんが、四ツ太鼓の初代天幕と同じ時期に、傘鉾も「紀小竹屋佐兵衛(きしのや、さへい)謹製」だったと思われます。
※蛇(じゃ)の刺繍をほつれ直しと糊入レで補修。雲の正絹の綴じ糸が劣化して、傷んでいたので、新しい正絹で綴じ直しいたしました。コイシベリ(幕の縁取り)も同じく劣化して破れていたので、同じ柄・色の『緞子(どんす)生地』で新調いたしました。

傘鉾

傘鉾4-1998

傘鉾4-177

傘鉾666

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